私の本でも書きましたが、女の子は、外見に、ものすごくこだわります。
好きな男性、そうでもない男性を外見で決めてしまうようなこともあります。
というよりか、ほとんど外見で決めています。
で、女の子は、男性の外見のどこを見ているか、知っていますか?
それは「顔」です。女性の視線の動きを判別できる機械を使って、調べてみると、女性が男性を見るとき、その視線のほとんどが顔に集中するのです。ちなみに男性は、女性の顔と胸を交互に見るのだそうです。エッチですね、男は。
つまり、答えは、はっきりしています。女の子は、顔で、男性を選んでいるのです。
メイド喫茶をやっている時に、メイドの女の子に、あるお客さんから告白されて悩んでいる、ヒロNさんから、ことわってもらえませんか、という相談を受けたときがあります。
相手の男性は、きちんとした仕事に就き、真面目で陽気、しかもスポーツマンと、なかなかいい奴でした。
「どうして、嫌いなの?いい奴じゃん」
と聞くと、女の子は
「顔がダメなんです。顔が嫌いなんです」
もうこうなると、何を言ってもダメです。相手の男性はあきらめるしかありませんね。
逆に、こんなダメでイヤな奴、どうしてこの子は好きになっちゃうんだ、という男を好きになっちゃったりしてね。でも、聞くと、やっぱり「顔が好き!」という理由です。
私は、本でも、「女の子は外見でほれる」と書いてしまいました。女の子は「顔で選ぶ」と言うと、もうそれだけで、頭に来てしまって、「どうせイケメンしかもてないんでしょ!」「どうせ俺はブサだからもうだめだ!」「なんだこんな本!壁投げじゃあ」と、特に本を読んでないヒトたちから非難ごうごう浴びたのですが、それは誤解です。
もちろん、マスクが整っているイケメンは有利です。でもね、女の子の皆が皆イケメンが好きなわけではないですよ。キムタクの顔が嫌い!松潤の顔が大っ嫌い!なんて子は、ざらにいますよ。反対に、こんなブサメンが、どうして、こんな美人とつきあってるのか、実に不思議な光景も見る。
その子に聞くと、「あのヒトの顔が好き」。
世間一般的にみると、ブサでも、その女の子にとっては、彼はイケメンなんでしょうね。もちろん、イケメンの方が、その顔に惚れる女性がより多数派になりますから有利です。ブサメンを好きになる女性は少数派。逆を言えば、多くの女性が好むマスクだから「イケメン」と呼ばれるわけです。
あなたがイケメンならいいのですが、もしそうではなかった場合、好きになってくれる女性は少数派ですから確率的には不利です。でも、全くいない訳じゃない。だから、顔に自信のないヒトほど、まめに女の子がいる場所、機会に積極的に顔を出し、なるべく多くの女の子と接触するしかありません。下手な鉄砲もなんとかです。中には、あなたの顔が好き!という女の子が出てくるはずです。出てくると信じて、明るくいきましょう!
一番どつぼなのは、女の子に「無理!」とふられて、「どうせ俺はブサだから、女の子にはもてないんだ」とひがんでしまって、女の子たちと接触するのを避けてしまうことです。そうすると、出会えるべき少数派の女の子にもめぐり合えません。非モテまっしぐらです。1回や2回や3回や10回くらいふられたってなんだってんですか?女の子は、いじけた男が一番嫌いなのです。日本には、年頃の女の子が1千万人くらいいるのですよ。
絶対、どこかに、「あなたの顔が好き!」という子がいるはずですよ。
あと、ファッションとかの話ですが、先ほど言ったように、女の子の判断基準は、ほとんど顔なので、実は、あまり意味がありません。しかし、まあ、顔は生まれつきのものなので(整形まで覚悟しているのなら別ですが)、演出するとすれば、服や髪型ということになります。
では、どんな努力をすべきか。男性ファッション誌を読んで研究する?まあ、それもひとつです。
でも、大事なのは、外見の演出によって、女の子と世界を共有する、という方針で臨むことです。女の子がヤンキー風ならヤンキー風、ロッカー系ならロッカー系、森ガールなら森ボーイ。つまり、その女の子と同類であるということをアピールするのです。あなたも、こんな光景を見たことがあるのではないですか?ついこの間まで、ゴスロリだった子が、急にパンクになってしまった。これは、絶対に、好きな男性が変わったのです。つまり、その子の好きな男が、パンク野郎になったということです。
男は、つい、外見なんて別に問題じゃない、中身だよ中身!なんて考えがちなんですけど、女の子はそうじゃありません。中身と外見は一体化している。中身が先で、結果、外見が変わる、というだけではありません。外見が変わると中身も変わってしまうのです。
だから、男性も外見で判断する。上っ面しか見てないと言えば、そうかもしれませんけど、それが、女の子の習性であるから仕方がない。
「だから、女の子は、アサハカなんだ!」などと憤るより、女の子とは、そういう生き物なんだ、と割り切って、対応する方が利口ってもんです。
最後に、もうひとつだけ。たとえ女の子にふられたとしても、それは外見の好みが合わなかっただけで、あなたの全人格を否定されたわけではないんです。だから、そんなにめげる必要は全くありません。
さあ、前向きに頑張りましょうね!(続)
(ヒロN)
■次号を読む→ 『プレゼント作戦は実は無駄』第3回
※「メイド喫茶元オーナーが非モテだけに教える「脱・非モテ講座」は、第1、第2土曜の掲載です。
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ヒロN
コラムニスト。コピーライター。プランナー。1958年生まれ。生物学的にはおっさんですが、精神年齢的には、中学生程度です。2005年から2008年までメイド喫茶を経営。その時の体験から、女の子の心理パターンがすごくよくわかるようになる。その経験を活かし、「女の子の取扱い説明書」なる本を書き、賛否両論いろいろな騒動に巻き込まれるが、結構楽しい日々を送っとりますな。現在も、全国の非モテ男女のために、と男女の恋愛テクニックの啓蒙のために、老骨に鞭打って活動中です。皆さん、暖かく見守ってくださいね。著書「メイド喫茶元オーナーが書いた女の子の取扱い説明書」「男のダイエット」「脱力系シニアライフのすすめ。」(いずれも無双舎刊)
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